Java Silver資格取得の完全ガイド!勉強方法からメリットまで

こんにちは!
心が病みかけたITエンジニアのなかたつです。

先日、無事Java Silverに合格できました!

Java Silver資格証明書

今回は、Java Silverに合格した経験も含めてJava Silverついて解説していきたいと思います。

Java Silver資格試験の概要

Java Silverとは何か?:資格の基本情報

Java Silverとは、初級Javaプログラマーを対象としている資格です。
正式名称は、「Oracle Certified Java Programmer, Silver(OCJP Silver)」といいます。
資格を取得することで、Javaプログラマーとして業界標準に準拠した高度なスキルが証明されます。

Java Silver試験の構造:範囲と形式

私が取得した資格は「Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 11(以下、「Java Silver SE 11」と言います。)」なので、以降はJava Silver SE 11を対象にした説明を行います。

試験範囲

試験範囲はこのようになっています。

  • 簡単なJavaプログラムの作成
  • Javaの基本データ型と文字列操作
  • 演算子と判定構造
  • 制御構造
  • 配列の操作
  • インスタンスとメソッド
  • クラスの継承、インタフェース、抽象クラス
  • 関数型インタフェース、ラムダ式
  • API
  • 例外処理
  • モジュールシステム

試験形式

Java Silverの試験は、CBT(Computer Based Testing)による選択式の試験です。

Java SEとその役割:Java Silverの基礎として

Java SEとは?

Java SE(Standard Edition)は、Javaプログラミングの基盤となるプラットフォームです。
Java SEには、Java言語の仕様、API、実行環境などが含まれており、Javaアプリケーション開発に必要なすべてを提供します。

Java SEの役割

Java SEは、以下のような役割を担っています。

  • Javaアプリケーション開発

    Java SEは、Webアプリケーション、エンタープライズアプリケーション、モバイルアプリケーションなど、様々なJavaアプリケーションを開発するための基盤を提供します。

  • Javaライブラリ

    Java SEは、標準的なJavaライブラリを提供しており、入出力処理、ネットワーク処理、コレクション処理、セキュリティ処理など、様々なタスクを実行することができます。

  • Java仮想マシン

    Java SEは、Java仮想マシン(JVM)を提供しており、Javaプログラムをハードウェアに依存せずに実行することができます。

Java SEは、Javaプログラミングを始める必須基盤です。

Java Silverの試験では、Java SEに関する以下の知識と技術が問われます。

  • Javaの基礎知識

    データ型、変数、演算子、制御構文、オブジェクト指向プログラミングなど

  • Javaの基本的なAPI

    入出力処理、ネットワーク処理、コレクション処理、セキュリティ処理など

  • Javaの開発ツール

    コンパイラ、デバッガ、テストツールなど

そのため、Java Silverの資格を取得するためにはJava SEの知識も必要となります。

Java Silver試験の難易度と合格のコツ

試験の難易度と試験日の選び方

試験の難易度

Java Silver試験の難易度は、中級です。
合格率は非公開となっていますが、IT業界で活躍するための基礎知識・技術を問う試験です。
試験範囲は広く、Java SEに関する深い理解が求められます。

試験日の選び方

試験日は自分で選ぶことができます。
試験日を選ぶ際には、自分のスケジュールと学習状況を考慮しましょう。
学習を十分に行い、自信がついてから日程を選ぶことをおすすめします。

また、試験会場の空き状況も確認する必要があります。
試験会場によっては、希望の日程に空きがない場合もあります。
試験日を決めたら早めに予約しておきましょう。

合格ラインと認定基準

【問題数:80問】に対して【合格ライン:63%】なので、【正解数:51問以上】となります。

試験でよく出る主なトピックと解説

試験問題は、ソースコードを参照して、どのような結果になるかを選択するものや、ソースコードの誤りを適切に修正する方法など、ソースコードを読解するものが中心です。

また、80問の問題を180分で解かなければいけないため、ある程度のスピードでソースコードを読みこなす必要があり、複数のトピックを組み合わせた問題も数多く出題されます。

試験費用と受験料について

ここではテストセンターで受験することを前提として説明します。

受験料の詳細と支払方法

受験料

受験料は、¥37,730です。

支払方法

テストセンターで受験する際の支払方法としては、

  • クレジットカード
  • 受験チケット(バウチャー)またはプロモーションコード

があります。

おすすめは、受験チケットです。
受験チケットで支払えば、受験料を少し抑えることができます。
この後に、受験チケットでの試験予約方法を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

ちなみにプロモーションコードとは、受験失敗時に再試験を無料で受けるためのコードとなります。
Oracleが不定期に開催する「再試験無料キャンペーン」で配られます。
いつキャンペーンが開始されるか分からないので、試験に1発で合格できるように準備しましょう。

その他の費用と無料で利用できるリソース

その他にかかる費用

Java Silver試験を受験するには、受験料以外にもいくつかの費用がかかります。

  • 参考書・問題集:書店やオンライン書店で購入できます。
  • オンライン学習サービス:動画や記事を見ながら学習することができます。
  • スクール:講師による指導を受けられるので、効率的に学習することができます。
  • 試験会場までの交通費:試験会場によっては、交通費がかかります。

ちなみに私はオンライン学習サービスやスクールは利用しませんでした。
参考書・問題集だけでも十分合格できます。

無料で利用できるリソース

無料で利用可能な学習リソースとしては、WebサイトでのJava解説サイトやブログから学べます。

資格取得後の追加費用と維持

Java Silver試験に合格した後は、資格維持のための追加費用はありません。
しかし、Javaエンジニアとしてスキルアップやキャリアアップを目指すのであれば、以下の費用が発生します。

  1. Java Gold資格の取得費用
  2. Java SEのバージョンが上がったJava Silver資格の取得費用

追加費用1:Java Gold資格の取得費用

Java GoldはJava Silverの上位資格です。
そのため、Javaエンジニアとしてよりキャリアアップするには、Java Goldの資格取得を目指すことをおすすめします。

追加費用2:Java SEのバージョンが上がったJava Silver資格の取得費用

Javaは今でも進化し続けており、Java SEは半年に一度バージョンアップして新機能が追加されています。
そのため、試験対象となるJava SEのバージョンも上がります。

バージョンアップされたJava SEに対応したJava Silverの資格を取得することは、Javaエンジニアとしてのスキルアップに繋がります。

他のJava認定資格との比較

Java SilverとGold/Bronzeとの違いとその目指すべき点

Java Silver試験やJava Gold試験、Java Bronze試験はどれもOracleが認定するJavaの資格試験ですが、難易度と内容が大きく異なります。
以下、それぞれの違いと、目指すべき点について説明します。

Silver Gold Bronze
難易度 中級 上級 初級
内容 Javaの基礎知識と基本的な開発スキルを問う試験 Javaの高度な知識と実践的な開発スキルを問う試験 Javaの基本的な構文と用語を問う試験
目指すべき点 ・IT業界で初めてJavaを学ぶ人
・Javaの基本的な知識を習得したい人
・Javaプログラマーとしてキャリアスタートしたい人
・Javaの高度な知識とスキルを活かしてキャリアアップしたい人
・Javaでエンタープライズアプリケーションを開発したい人
・Javaのスペシャリストとして活躍したい人
・初めてJavaを学ぶ人
・Javaの基本的な知識を習得したい人
・Javaプログラミングを趣味で楽しみたい人

認定試験の階層と各試験の詳細

Java SilverとGold/Bronzeの試験の違いを表にまとめました。

Silver Gold Bronze
試験名 Java SE 11 Programmer Ⅰ Java SE 11 Programmer Ⅱ Java SE Bronze
試験番号 1Z0-815-JPN 1Z0-816-JPN 1Z0-818-JPN
試験時間 180分 180分 65分
問題数 80問 80問 60問
合格ライン 63% 63% 60%
合格正解数 51問以上 51問以上 36問以上
前提資格 なし OCJP Silver SE11または同SE8、SE7 なし
受験料 ¥37,730 ¥37,730 ¥13,300

Java Silverのメリットと活用方法

Java Silver試験の概要が分かったところで、次にJava Silverの資格を取得するメリットやその活用方法を説明します。

キャリアにおけるメリットと可能性

キャリアにおけるメリット

  • Javaの基礎知識・技術を証明できる

    • Oracle社が認定する資格なので、Javaの知識と技術があることを証明できる。
    • Javaを使った案件に応募しやすくなる。

  • Javaプログラマーとしての信頼度が向上する

    • 企業面接や履歴書で、Javaのスキルがあることをアピールできる。
    • 上司やクライアントから信頼されやすくなる。

  • 転職に有利になる

    • Java開発スキルは、IT業界で需要が高い。
    • Java Silver資格を持っていると、転職活動で有利に働く。

  • 給与アップの可能性がある

    • Java Silver資格を持っていると、同等のスキルを持つ人よりも給与が高くなる可能性がある。

可能性

  • Javaアプリケーション開発者として活躍できる

    Webアプリケーション、Webサービス、業務システムなど、様々なJavaアプリケーションを開発できる。

  • フリーランスとして独立できる

    Javaのスキルがあれば、フリーランスとして独立することも可能。

  • IT系のマネジメント職に就ける

    Javaの知識と経験を活かして、IT系のマネジメント職を目指すこともできる。

  • 給与アップの可能性がある

    Java Silver資格を持っていると、同等のスキルを持つ人よりも給与が高くなる可能性がある。

Java Silver資格は、IT業界でキャリアアップを目指す人にとって、非常に有益な資格です。

転職と昇進における有利性

Java Silver資格を取得することで、転職と昇進に非常に有利になります。

転職

  • 応募できる案件の幅が広がる

    Javaは汎用性の高い言語なので、Java Silver資格を持っていれば、Web系、システム系、金融系など、幅広い業種のJava開発案件に応募できます。

  • 選考を通過しやすくなる

    履歴書や職務経歴書にJava Silver資格を記載することで、応募者のスキルを客観的に証明できます。特に、Java開発経験が少ない場合は、資格を持っていることで選考を通過しやすくなります。

  • 高年収の求人に応募できる

    Javaエンジニアは需要が高いため、Java Silver資格を持っていると、高年収の求人に応募できる可能性が高くなります。

昇進

  • スキルアップを証明できる

    Java Silver資格は、Javaの基礎知識・技術を習得していることを証明するものです。上司にスキルアップをアピールする材料になります。

  • プロジェクトリーダーなどの責任ある仕事に携われる可能性が高くなる

    Java Silver資格を持っていることは、Javaの知識・技術だけでなく、責任感や問題解決能力なども備えていることを示す指標となります。そのため、プロジェクトリーダーなどの責任ある仕事に携われる可能性が高くなります。

  • 給与アップにつながる

    上記のように、Java Silver資格を持っていることで、昇進や高評価を得やすくなり、結果的に給与アップにつながる可能性があります。

Java Silverを持つことの長期的な利益

Java Silver資格は、Javaプログラマーにとって、長期的にキャリアを築く上で非常に有利な資格です。
その理由としては、

  • Javaは汎用性の高い言語であり、今後も需要が継続する

    • Javaは、Webアプリケーション、エンタープライズアプリケーション、モバイルアプリなど、幅広い分野で利用されています。今後は、IoTやビッグデータなどの分野でも利用が拡大していくことが予想されます。
    • つまり、Java Silver資格を持っていることは、将来性のあるスキルを持っていることを示すことになります。

  • Java Silver資格を持つ人材は、企業にとって貴重な存在

    • 企業は、常に新しい技術を取り入れ、高度なシステムを開発する必要があります。そのため、Javaのような汎用性の高い言語を使いこなせる人材は、企業にとって非常に貴重な存在です。
    • Java Silver資格を持っている人は、これらのスキルを証明できるため、企業から積極的に採用されます。

  • Java Silver資格は、キャリアアップのきっかけになる

    • Java Silver資格は、Javaプログラマーとしてステップアップするための第一歩です。この資格を取得することで、より高度な資格を目指すこともできます。
    • 例えば、Java SE 8 ProgrammerやOracle Certified Professional、Java EE 6 Developerなどの資格を目指すことで、さらにスキルを磨き、キャリアアップすることができます。

つまり、長期的な視点で考えると、Java Silver資格は、

  • 安定した収入を得られる
  • キャリアアップを目指せる
  • 将来的に選択肢を広げることができる

という、多くのメリットをもたらす資格と言えるでしょう。

Java Silverの勉強方法

効果的な学習計画の立て方

Java Silver試験に合格するためには、効率的な学習計画を立てることが重要です。
以下、効果的な学習計画の立て方の手順を紹介します。

  1. 目標設定
  2. 学習範囲の把握
  3. スケジュールの作成
  4. 学習ツールの選定
  5. 学習方法の確立
  6. 進捗管理
  7. モチベーション維持
  8. 試験対策

学習計画1:目標設定

まず、いつまでにJava Silver試験に合格したいかという目標を設定しましょう。
目標を設定することで、学習スケジュールや学習内容を具体的に考えることができます。
目標設定の際には、以下の点を考慮しましょう。

  • 自分の現状:現在どの程度の知識・技術を持っているか
  • 学習時間:1日にどれくらい学習できるか
  • 試験日:試験日をいつにするのか

Java Silverの試験日は自分で決めることができます。
自分の現状と学習時間を参考に試験日を決めましょう。

学習計画2:学習範囲の把握

Java Silver試験の試験範囲を把握しましょう。
ここに試験範囲を書いていますので、確認しましょう。
試験範囲を把握することで、何を学習する必要があるのかを明確にすることができます。

学習計画3:スケジュールの作成

目標達成に向けて、具体的な学習スケジュールを作成しましょう。
スケジュールを作成する際には、試験日から逆算していつまでに何を学習しておくのか明確にしておきましょう。
その際に、無理のないスケジュールにすることがポイントです。

具体的なスケジュールを立てることで進捗状況が目に見えるので、モチベーションを維持することができます。

学習計画4:学習ツールの選定

自分に合った学習ツールを選びましょう。
学習ツールには、以下のようなものがあります。

  • 書籍
  • Webサイト
  • 問題集
  • オンライン学習サービス
  • スクール

どれがいいのか分からない場合は、この後に私がオススメする学習ツールを紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

学習計画5:学習方法の確立

自分に合った学習方法を確立しましょう。
学習方法には、以下のようなものがあります。

  • 独学:書籍やWebサイトを使って、自分のペースで学習することができます。
  • グループ学習:仲間と一緒に学習することで、モチベーションを維持することができます。
  • アウトプット:実際にコードを書いてみることで、理解を深めることができます。

学習計画6:進捗管理

学習の進捗を定期的に管理しましょう。
進捗を管理することで、学習状況を把握することができます。
進捗が遅れている場合は、スケジュールを見直したり、学習方法を変えたりする必要があります。

学習計画7:モチベーション維持

モチベーションを維持することが、学習を継続するために重要です。
モチベーションを維持するためには、以下のような方法があります。

  • 目標を再確認する:自分がなぜJava Silver試験に合格したいのかを再確認しましょう。
  • 仲間を見つける:同じ目標を持つ仲間を見つけることで、モチベーションを維持することができます。
  • 小さな目標を達成する:小さな目標を達成することで、自信をつけることができます。
  • 自分にご褒美を与える:目標を達成したら、自分にご褒美を与えましょう。ちなみに私のご褒美はアイスでした。

学習計画8:試験対策

過去問や模擬試験を使って、試験対策をしましょう。
試験対策をすることにより、本番で慌てることを防ぐことができます。


以上、Java Silver試験のための効果的な学習計画の立て方の手順でした。
この手順を参考に、自分に合った学習計画を立てて、計画的に学習を進めましょう。

Java Silver試験に合格するためには、時間と努力が必要です。
しかし、合格すれば、IT業界で活躍するための大きな武器になります。
諦めずに、頑張って学習を続けましょう。

役立つ参考書と問題集:黒本とその他の教材

Javaの基礎知識を学ぶのにオススメな本:独習Java

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独習Javaは、Javaの基礎知識を体系的に学ぶのに最適な書籍です。
初心者向けに書かれており、わかりやすく解説されているので、Javaを初めて学ぶ人でも安心して学習することができます。

独習Javaで基礎知識を学び、黒本で実践問題を解くことで、試験に合格する確率が高くなります。

Java Silver試験対策にオススメな本:黒本

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試験対策書籍としては王道な黒本です。
黒本は、Java Silverの試験問題によく出題される問題を多数収録している問題集です。

試験対策書籍としては、これ1冊でも十分合格できる内容になっています。

過去問の活用方法と練習問題

黒本には、Java Silver試験の過去問から出題傾向を分析して作成された、本試験と同レベルの模擬試験が2回分収録されています。
模擬試験は、本番の試験形式に慣れるために効果的なツールです。
時間配分を意識しながら、本番さながらに問題を解いておきましょう。
模擬試験が終わった後は、結果を分析し、苦手分野を特定することが重要です。

苦手分野が特定出来たら、黒本を使って該当するカテゴリの練習問題を解いて苦手分野を克服しましょう。

Java Silverの試験対策と勉強時間

10年前に研修で1ヶ月ほどJavaを勉強したくらいの私が実践した、試験対策と実際にかかった勉強時間です。

試験対策の全面的なガイド

Java Silver試験に合格するためには、試験対策として以下のことが重要です。

  1. 『独習Java』でJavaの基礎知識を学ぶ(勉強時間の目安:約11日)
  2. 『黒本』でJava Silver試験対策を行う(勉強時間の目安:約30日)

試験対策1:『独習Java』でJavaの基礎知識を学ぶ(勉強時間の目安:約11日)

独習Javaは、Javaの基礎知識を体系的に学ぶのに最適な書籍です。
初心者向けに書かれており、わかりやすく解説されているので、Javaを初めて学ぶ人でも安心して学習することができます。

独習Javaを1冊やり終えることで、Javaの基礎知識をしっかりと身につけることができます。
Java Silverの試験対策としても十分な内容です。

独習Javaを学習する際の注意点です。

  • 実際に手を動かしながら学習する

    書籍の内容をただ読むだけでなく、実際にコードを書いて実行してください。
    そうすることで、理解が深まります。

  • わからないことがあったらすぐに調べる

    わからないことがあったら、インターネットなどですぐに調べてください。
    放置して先に進めても、理解が追いつかなくなる可能性があります。

  • 継続して学習する

    約600ページと、とてもボリュームのある内容なので、一気に学習することは難しいです。
    毎日少しずつでもいいので、継続して学習してください。
    間を空け過ぎると忘れてしまい、上達しません。

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試験対策2:『黒本』でJava Silver試験対策を行う(勉強時間の目安:約30日)

試験対策書籍としては王道な黒本です。

黒本は、Java Silverの試験問題によく出題される問題を多数収録している問題集です。
解説も丁寧なので、間違えた問題からしっかりと学習することができます。

黒本を活用して試験対策を行う際の注意点です。

  • 問題集を最初から最後まで順番に解く

    問題集を最初から最後まで順番に解くことで、試験範囲全体をまんべんなく復習することができます。

  • 間違えた問題は必ず復習する

    間違えた問題は必ず復習してください。 黒本は正解だけでなく不正解の理由も丁寧に解説されています。
    そこからなぜ間違えたのかを分析し、同じ間違いを繰り返さないようにしましょう。

  • 模擬試験を受ける

    黒本には模擬試験が2回分収録されています。
    この模擬試験を受けることで、実際の試験の時間配分や形式に慣れることができます。

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短期間での攻略法と時間の効率使用

Java Silver試験に短期間で合格するためには、効率的な学習が重要です。
効率よく学習を進めるには、苦手分野から学習していくことです。

黒本を使って以下の手順で効率よく勉強しましょう。

  1. 黒本の各カテゴリの練習問題を解く
  2. 黒本の模擬試験を解く
  3. 不正解の問題から苦手分野を特定する
  4. 黒本で苦手分野に対するカテゴリの練習問題を解く

②~④を繰り返すことで、苦手分野を克服することができます。
また、得意分野ではなく、苦手分野を勉強することで、時間を効率的に使えます。
その結果、苦手分野が無くなれば、それだけ試験の合格率を上げることができます。

試験の具体的な申し込み方法

それでは実際の試験の申し込み方法を説明します。
受験料を少し抑えて受験するための方法を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

試験申し込みの概要とポイント

試験の申し込み方法について説明する前に、まずは概略を説明しておきます。
というのも、試験申し込みのためのシステムが少し複雑な構造になっており、概略を理解しておかないと、自分が何をやっているのか分からなくなるからです。(私は分からなくなりました)
スムーズに申し込むために、概略を知っておきましょう。

試験申し込みの概略です。

Java試験申し込み概要

申し込みには2つのサイトが必要です。
それぞれのサイトの役割を理解しておきましょう。

  • CertView

    Oracle社が管理しており、オラクル認定資格制度に関する情報を管理するポータルサイトです。
    CertViewを使えば、「取得済みの認定資格の確認」や「認定資格の更新状況の確認」、「認定資格の有効期限の確認」などが確認できます。
    CertViewを利用するには、Oracleアカウントが必要です。

  • ピアソンVUEサイト

    ピアソンVUE社が管理しており、コンピューターベーステスト(CBT)やインターネットベーステスト(IBT)などの試験を配信するためのプラットフォームです。
    ピアソンVUEサイトを使えば、「試験の申し込み」や「試験日程・会場の確認」、「試験結果の確認」、「認定証の印刷」などが可能となります。
    ピアソンVUEサイトを利用するには、ピアソンVUEアカウントを作成する必要があります。

ここでポイントとなるのが、CertViewとピアソンVUEサイトが連携していることです。
CertViewとピアソンVUEサイトが連携することで、

  • CertViewで申し込んだ試験の日程・会場を確認することができる
  • CertViewで試験結果を確認することができる
  • CertViewで認定証を印刷することができる

これらが可能となります。
つまり、私たち利用者は主にCertViewを使うだけでよくなります。
ただし、試験の予約だけはピアソンVUEサイトから行うので注意してください。

それでは試験申し込みの概要とポイントが分かったところで、次はいよいよ申し込み手順です。

試験の申し込み手続き

次の手順で試験を申し込みます。

  1. Oracleアカウントの作成
  2. CertViewへの初回ログイン手続き
  3. 楽天市場で試験用受験チケット(電子チケット)を購入
  4. ピアソンVUEサイトより試験の申し込み

それでは各手順で何をするのか説明します。

ゆるっとポイント

操作画面のUIが変わった時のメンテナンスが大変なので操作画面の画像は載せていません。やることが分かっていれば進められるかなーと思うので、許してください。

手順1:Oracleアカウントの作成

Oracle社が管理するCertViewを利用するために、Oracleアカウントを作成します。
ここのサイトから作成できます。

手順2:CertViewへの初回ログイン手続き

CertViewへの初回ログイン時に、ピアソンVUEアカウントも作成してOracleアカウントとリンクさせます。

操作する順番としては、

  1. CertViewにOracleアカウントでログイン
  2. ピアソンVUEアカウントを作成する。(自動でOracleアカウントとリンクされます)

となります。
それでは
ここのサイトからCertViewへログインして手順通りに進めてみましょう。

手順3:楽天市場で試験用受験チケット(電子チケット)を購入



試験用受験チケット(電子チケット)を使用することで受験料を約¥2,500安くできます。
受験時にはぜひ利用しましょう。

手順4:ピアソンVUEサイトより試験用受験チケットを使って試験の申し込み

ピアソンVUEサイトから試験を予約します。

操作する順番としては、

  1. CertViewからピアソンVUEサイトを開く(CertViewとピアソンVUEサイトは連携されているので、シングルサインオンにより自動ログインされます)
  2. ピアソンVUEサイトから、「受験する試験」や「試験の受け方」、「試験場所」、「試験時間」を入力して試験を申し込む
  3. ※試験を申し込むときには、必ず試験用受験チケットを使用するのを忘れないようにしましょう。

となります。

無事予約出来たら後は当日の試験を受けるのみです。
今まで勉強してきたことを120%発揮できるように、当日は十分な睡眠をとって試験に臨みましょう。

合格後のキャリアパス

Java Silverの資格を取得した後のことについても少しばかり触れておきます。

この記事を見てくれているということは、あなたもJava Silverの資格を取得しようと考えていると思いますが、Java Silverの資格取得をゴールにしてはいけません。
より実践的なスキルを磨き、開発現場で活躍するためには、更なる学習と経験が必要です。

ここでは、Java Silver取得後の仕事の進め方と、次のステップであるJava Goldについてのことなどを紹介します。

Java Silver取得後の仕事の進め方

Java Silver取得後の仕事の進め方としては以下のような点があります。

  1. 経験を積む
  2. スキルアップを続ける
  3. コミュニティに参加する
  4. ポートフォリオを作成する
  5. 積極的に行動する

仕事の進め方1:経験を積む

まずは、Javaを使った業務に携わる機会をできるだけ増やすことが重要です。
Javaを使った業務に携わる機会を増やす方法としては、

  • アルバイトやインターンに参加する
  • フリーランスとして案件を受ける
  • オープンソースプロジェクトに貢献する

また、メンターを見つけて、指導を受けるのも効果的です。

仕事の進め方2:スキルアップを続ける

Javaの最新技術を常に学び続けることが重要です。

  • 書籍やWebサイトで最新情報を入手する
  • セミナーや研修に参加する
  • 資格試験に挑戦する

これらの行動を意識してスキルアップを行いましょう。
また、他のプログラミング言語やフレームワークを学ぶのも効果的です。

仕事の進め方3:コミュニティに参加する

Java関連のコミュニティに参加することで、情報収集や人脈作りすることができます。

  • Meetupsやオンラインフォーラムに参加する
  • Java関連のブログやSNSをフォローする

コミュニティに参加することで、モチベーションを維持することもできます。

仕事の進め方4:ポートフォリオを作成する

自分が開発した作品をまとめたポートフォリオを作成しましょう。
ポートフォリオは、転職や昇進の際にアピールすることができます。
また、ポートフォリオを作成することで、自分のスキルを整理することもできます。

仕事の進め方5:積極的に行動する

チャンスがあれば、積極的に行動することが重要です。

  • 新しい案件にチャレンジする
  • 積極的に発言する
  • リーダーシップを発揮する

積極的に行動することで、自分のスキルや経験を磨くことができます。

エンジニアとしての次ステップ:Java Goldへの挑戦

Java Silverの上には、Java Goldがあります。

  • キャリアアップを目指したい
  • より高度なJava技術を習得したい
  • 将来的にJavaエンジニアとして独立したい

これらの思いがある場合は、Java Goldへの挑戦は非常に有益です。
しかしながら、

  • まだJavaの基礎知識が十分ではない
  • 実務経験が少ない
  • 他のスキルを優先したい

これらのような状況の場合は、無理にJava Goldを目指す必要はありません。
Java Silverと比較すると、難易度が大幅に向上しており、合格にはより多くの時間と労力が必要です。

そのため、

  • まずはJavaの基礎知識をしっかりと固め
  • 実務経験を積んで自信をつける
  • その上で、Java Gold挑戦を検討

という手順を踏むのも一つの手です。

とは言いつつ、私自身と言えば、、、

  • 10年前に研修で1ヶ月ほどJavaを勉強したくらいなので、Javaについてはほとんど覚えていない
  • プログラミング言語における資格がなく、転職活動に苦戦したのでJava Silverの受験を決意
  • 何とかJava Silverの試験に合格する
  • Javaのスキルを上げていて損はないだろうと、勢いそのままにJava Goldの勉強を開始
  • 何とかJava Goldの試験に合格する

という流れでした。
そのため、Java Silverの資格取得後に続けてJava Goldを取得するのも無理な話ではないと思います。

ちなみに、どのように勉強したのか?などはこちらの記事にまとめましたので、よかったら参考にしてください。

企業におけるJava認定プログラマーの立場

Java Silverは、Javaの基礎知識・技術を証明する、IT業界で非常に重宝される資格です。
企業におけるJava認定プログラマーの立場は、「採用面」・「社内での評価」においてそれぞれ以下のように有利になります。

採用面

  • 応募できる案件の幅が広がる

    Javaは汎用性の高い言語なので、Java Silver資格を持っていれば、Web系、システム系、金融系など、幅広い業種のJava開発案件に応募できます。

  • 選考を通過しやすくなる

    履歴書や職務経歴書にJava Silver資格を記載することで、応募者のスキルを客観的に証明できます。

  • 高年収の求人に応募できる

    Javaエンジニアは需要が高いため、Java Silver資格を持っていると、高年収の求人に応募できる可能性が高くなります。

社内での評価

  • スキルアップを証明できる

    Java Silver資格は、Javaの基礎知識・技術を習得していることを証明するものです。上司にスキルアップをアピールする材料になります。

  • プロジェクトリーダーなどの責任ある仕事に携われる可能性が高くなる

    Java Silver資格を持っていることは、Javaの知識・技術だけでなく、責任感や問題解決能力なども備えていることを示す指標となります。そのため、プロジェクトリーダーなどの責任ある仕事に携われる可能性が高くなります。

  • 給与アップにつながる

    上記のように、Java Silver資格を持っていることで、昇進や高評価を得やすくなり、結果的に給与アップにつながる可能性があります。

まとめ

Java Silverは、Javaエンジニアとしてキャリアスタートしたい人にとって、非常に有益な資格です。
難易度は中級なので、しっかりと勉強すれば合格できるはずです。

それでは、あなたが無事Java Silverに合格できることを同じエンジニアとして祈っています。